2018/09/20 15:28
1980年代にアメリカの国立公園でトレッキングを楽しんでした時に初めて目にしたトレイルナッツ。多くのトレッカーがジップロックにドライフルーツとナッツ、チョコレート、煎餅などお菓子を入れを持ち、食べながら歩いていた。もちろんゴミも出ない。日本だと疲れたら休憩してそこでゴソゴソと袋を開けて初めて何かを口にする、そんなスタイルだったような気がする。当時は目からウロコで、そうかぁ。疲れてから食べるんじゃなくて食べながら歩けば良いんだ。と早速、ショップで中身を買い揃えて、中身を全て出し、合わせてジップロックに入れて持ち歩いていた。
とても合理的で元気が続くし美味しいし幸せ感も十分に得られた。
帰国後も登山の際は一人で歩きながら食べるわけにもいかないので親友や彼氏の分も用意し、毎度のトレッキングを楽しんでいた。
がしかし!2回目の富士山登山の時、予算をケチった私は100均でお菓子を揃えて大きいジップロックに詰め込んでしまったのだ。なんともまぁ後悔しか残らないトレイルバッグになってしまった。後にも先にも悲惨なトレイルバッグはこの一回だけ。当時は大手メーカーのものよりもコピー品の品揃えが多く、安くて不味かったのだ。チョコにビスケットに煎餅にナッツにドライフルーツ…。極め付けは魚肉ソーセージ。ひとつでも美味しくないのが混ざると食べれなくなる。もう口が拒否して、死に直面したわけでもないので全然食べれなく、親友にも「予算ケチった」と謝り、二人して大量に残したまま下山したのを今でも忘れられない。
それ以来!それ以来!私は100%好きなものだけをトレイルバッグに詰め込み持ち歩く事にした。
随分前に登山に持っていけるかしらと、買っていってくださった方がいらした。時間があればこんなことも説明したかったなぁ。と思いつつ、久し振りにトレイルバッグ的「トレインティン」(電車の中で食べる)を作って電車の中で楽しんでいる。ただ、普段は5粒位で満足感が達成してしまい、あまり後引かないこのチョコレートだが、美味しくて半分くらい軽く無くなってしまう。これってコスパが非常に悪い。コスパ考えて食べてるわけじゃないが、ついつい…。
でも、スナック菓子やポケットケーキを買って食べるよりは遥かに体に優しくお財布にも優しいことは間違いない。
天日干しされたドライフルーツ達とカカオニブ、カカオ80%のチョコレートこの詰め合わせは私のとって不動のバッグイントレインティンとなっている。今度はショコラマダガスカルのホワイトチョコも入れよう。気持ちが上がるわぁ。
自分でつけといてなんだけど、トレインティンって良いネーミングだ。